令和3年度に引き続き、東根市における新型コロナウイルス感染症影響下における高齢者の認知機能への影響調査として、「東根市からだとこころの健康アンケート」を実施いたしました。
東根市老人クラブ連合会の会員のみなさまにご協力いただき、調査を行いました。調査結果は、東根市や北村山地区医師会、東根市医師会等関係機関へも報告させていただきます。
コロナ禍が続く中、要介護状態となるリスクを上げる暮らしの変化が引き続きみられており、令和3年度よりもさらに悪化しているようです。特に、今年度は「歩く速さが遅くなった」と感じている方が7割弱まで増えており、令和3年度以上に筋力の低下が懸念されます。
また、令和3年度同様に、外出頻度が2~3日に1回以上の方は、物忘れの「自覚」を感じている傾向があり、一方で、週に1回以下の外出頻度の方は物忘れの「指摘」を受けていることが多いようでした。今回の調査結果を踏まえ、今後のセンターの活動を検討していきたいと思います。
ご協力いただいた東根市老人クラブ連合会のみなさまに心から感謝いたします。また、山形県立保健医療大学の保健医療学部作業療法学科長の佐藤教授より今回も調査票の作成や調査のあり方、分析やまとめ方についてご指導いただきました。心よりお礼申しあげます。